文化庁による文化発信プロジェクト「CULTURE GATE to JAPAN」のウェブサイトに、インスタレーション『ポートレート、ランドスケープ』を制作したBACKSPACE Productions Inc.の比嘉了のインタビュー「Creator’s Voice 首里城 × 比嘉了 - 「流れ」の思想に、琉球のアイデンティティを見出した」が掲載されました。
日本の南国リゾート地として知られる沖縄にある那覇空港の展示テーマは「MEMORY」。鮮烈なビジュアルを生み出すアーティストたちが、かつてこの地に存在した陽光と色彩にあふれる琉球王国の「記憶」を現代に接続します。(…)参加アーティストの一人、比嘉了は高度なプログラミング技術を駆使する、沖縄県出身のビジュアルアーティストです。琉球王国の象徴であり、2019年の火災によってその大部分を焼失した首里城の3Dモデルを活用し、デジタル空間上で琉球王国の歴史と精神世界を表現します。
比嘉は制作にあたり、作品の舞台となる沖縄を視察。琉球王国の象徴だった首里城を訪問した。今回、比嘉は首里城の3Dデータなどを用いて、琉球王国をモチーフとしたデジタルインスタレーション作品を制作する。視察ツアー後、沖縄で感じた土地の空気や、予定する作品イメージを聞いた。